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2009年 10月 12日
なんと頂上に、子猫の黒猫2匹、捨てられていたのです。よりによって、山の上に捨てるとは。 ほかの方がおにぎりをあげると、私たちについてきました。 時々雨に打たれましたが、体がぬれるほどではありません。この登山で忘れられないことが二つありました。 ひとつは、バスの席で私の隣に座った方が、私の班の班長さんだったのですが、この方が、日焼けなんだか酒焼けなんだか、真っ黒なお顔して、きっと、北海道の山は、ほとんど登りつくしてるような、通路挟んだ隣の方と、芦別岳のこと話てたから、本当の山男っていうか、平地では、あんまり器用に生きられないんじゃないかしらって思うような人で、私は、高速道路の2時間近くの間、トムラウシに登ったことがあるか、とか、有珠山のような低い山は登るのが嫌じゃないか、とか聞いてみたかったのですが、なんだかあんまり私もお話しないでいると、危ない運転するトラックがいたとき、「あれは危ないね。」ってちょっとだけ話しかけて、指でピストルを作ってパンって撃つまねしたりしていたのですけど、その山男のザックに、手のひらに乗るくらいの、小さなピンク色のブラジャーのストラップが付いていたのです。肩紐はひしゃげて、ヨレヨレでしたけど、なんだかこれが、山男を守る、女神のようで、触ってみたい気もしましたが、そっと、見ているだけにしました。 そして、いよいよ下山と言うときに、ザーっと雨が降り、さっと上がり、ロープウエイ駅舎で休憩している私に、その山男さんが、「虹が出ているから見ておいで」教えに来てくださいました。ほかの人みんなにも教えてあげて、一緒に外に出てみると、洞爺湖に鮮やかな虹が、目の高さより低いところで、いまだかって見たことのない色鮮やかな虹が、渡っていたのでした。
by hiranuma-nasubi
| 2009-10-12 22:00
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