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2016年 10月 16日
亡くなった夫の兄夫婦が横浜にいますので、会いに行って来ました。
去年の十月になりますが、何か私にご褒美と言うことで、職場から旅行券を貰いました。 そんな物を貰っても、腰やら膝やら、そして何より心に元気がなかったのと、新しい職場への転勤とで、旅どころでは無かったのです。 何か、思い出してしまってあった旅行券を、見てみると、今月の三十一日が期限でした。 でも、行きたい所がないのです。 沖縄には、きちっと平和のことを考えた旅をしないといけない気がして、屋久島は遠過ぎて、熊野古道は、知らない路地裏の窓明かりに置き換えが出来そうで、行き先に迷いました。 物見遊山でない旅に、困っているかもしれない兄夫婦の所を選びました。困っているかもしれないと思っているなら、直ぐにも行くべきなのですが、どうも、こことは、切れる縁なら切れても構わないと言う思いもあったり、「いやいや、生きているうちに会えよ」 と言う思いもあったり。 で、行ってみて、私に出来る事だけではあるけど、出来る事なら、何でもしようと思った旅になりました。 夜眠れないから、フルーツのお酒を買ってきたら、施設長さんに「嗜好品になるからダメ」と言われるそうで。でも、贈り物なら良いそうなので、ニッカの余市とか缶ビールとか、北海道から横浜に送る約束をしました。 荷物が重くなりすぎて、三階の自室まで、運ぶ事が出来るかしら? 空き缶のゴミを叱られないかしら? そんな事が気にかかる、夫婦二人の施設暮らしです。 荷物が重過ぎたら、兄の車椅子を荷車代わりにしたらいいかしら。 そして兄には、胡桃を二個送ってやろうと思います。 日本橋の上に、こんな物が出来るとき、反対運動はおきなかったのかね。
by hiranuma-nasubi
| 2016-10-16 09:12
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